2008年8月15日 11:55

ネズミの歯を削る

 斎藤 滋先生の本「よく噛んで食べる」を読んだ。その中で、歯を削られて噛み合わせが出来ないようにされたネズミは、学習能力が正常ネズミの五分の一に下がってしまったと書かれてあった。そのネズミの歯を治療して噛めるようにしたら、学習能力は日ごとに回復したが正常のネズミに追いつくことはなかったという。
 歯根膜には機械的刺激受容器があって、物を噛むたびに刺激が脳に行っている。噛めないように歯を削られてしまうと、機械的刺激受容器が働かなくなって、学習能力が低下するのだろう。いったん低下した脳の機能は、なかなか回復しないことを物語っている。抜歯してしまうと機械的刺激受容器は消失してしまうので、もっと極端な変化が起こると考えられる。総入れ歯の人に痴呆が多いという報告もある。
 歯は抜いたらアカン、削ったらアカン。

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