2009年6月11日 12:14
インプラントについてのセカンドオピニオン
60代の男性が来院した。近くの歯科医院で、動いている歯を抜いてインプラントにすることを勧められた。本を買ってきて、インプラントのことを勉強したが、よく分からないので意見を聞きに来た、と言う。セカンドオピニオン(二つ目の意見)を求めている。
その先生、ご自分の口の中にインプラントを入れたことがあるのだろうか?
ブリッジを入れたことがあるのだろうか?
出し入れの入れ歯を入れたことがあるのだろうか?
天然の歯と比べて人工の歯はどんなだったのだろうか?
インプラントを入れてなくても、それが良いというデータを持っているのだろうか?
歯科医師の本来の仕事は、動いている歯を抜いて入れ歯を入れることではなく、歯の動きを止めることである。歯科医師には、一生自分の歯で食べてもらうと言う哲学が必要である。歯を抜いて、インプラントを入れるのは歯科医師の技術である。技術偏重の歯科医師(テクニッシャン)が多すぎて、哲学を持った歯科医師(ドクター)が少ない。歯科医師が世間から尊敬されるドクターになるには、哲学を持って自分の技術を生かすことである。一生自分の歯で食べてもらうために、自分の技術を使う。自然の歯を抜いて、人工の歯を入れるなんて、---。
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