2009年7月16日 12:16
インプラントの相談
84歳の男性。歯科医師からインプラントを勧められたのだが、どうしたものか、という相談を受けた。「抜くな、削るな、切るな つまようじ法で歯も体も健康」という本を読んで相談に来たと言う。
左下の奥歯に出し入れの入れ歯をしているが、その部分にインプラントを入れると言う。そこはブリッジにする予定だったが、健康な歯を削るのは勿体ないと言うことで、今の入れ歯にした。上は前歯だけ自分の歯で、両側は金属の床つき入れ歯である。右の下は自分の歯で、食事には困らない。
さて、天然の歯で噛むときの力を100とすると、ブリッジを入れている人では80、出し入れの入れ歯を奥歯に入れている人で35、総義歯の人は10くらいである。この方は健全な人の35くらいの力で食事をしているのであろう。左下にインプラントを入れても、それに対応する上が入れ歯なので期待するほどの回復は望めないと思う。どのくらい回復するかの数字は出ていないので、推測しかない。
さらに、高齢であるのでインプラントの埋込や上部構造の作成などで1年以上はかかると思う。その間が結構不快である。
歯ぐきを切って、骨に穴を開ける手術を受ける決断が出来ないとも言っていた。84歳の方が、切ったり、貼ったりしない人生を送れるような配慮もあっていいと思う。
歯科医師が歯を削り、歯を抜いてきた結果がこのような状態にしてしまった。虫歯や歯周病で一度歯科医院にかかったら二度とならないような処置を講じてほしい。
| コメント(0)



コメントする